お知らせ
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新年のごあいさつ
中小企業診断士協会 管理者
一般社団法人 東京都中小企業診断士協会
会 長 森 川 雅 章
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中に賜りましたご厚情に改めて感謝申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症対策に加え、ロシアのウクライナ侵攻、原油価格や原材料、電力料金の高騰、半導体不足によるモノづくりの停滞、円安など中小企業・小規模事業者の皆様におかれましてはご苦労の連続でした。ある企業経営者の方が「体力が弱っている今だからこそ、慌てて新しいことに取り組むより、今の経営内容をしっかりと見つめ直す時期ではないか。」と言っていましたが、まさにその通りです。
昨年10月時点の東京都中小企業の景況調査では、業況は「わずかに上向く」としているものの、見通しは「一進一退の局面が続く」と見ています。国や東京都は当初予算だけではなく補正予算により中小企業支援策を打ち出しており、多くの事業者の方々が利用されたものと思います。この支援策が成果として業績に表れるまでには、まだまだ時間がかかるものと思われます。
さて、今年の干支は「癸卯」“寒気が緩み、萌芽を促す。”と言われています。長く厳しかった冬から暖かな春の兆しが戻ってくるのでしょうか。コロナ禍で一遍した生活様式が、新しい形で蘇ってくるのでしょうか。まだまだ不安は払拭できませんが、一歩ずつ前に進んで行かなければなりません。
東京都中小企業診断士協会は、約5,000名の中小企業診断士を会員とする組織です。会員一人一人はそれぞれの立場で、中小企業・小規模事業者の皆様に対し、診断や助言活動を行っています。診断、助言活動の多くは、事業者が抱える課題を解決するための活動です。時に、依頼を受けた内容ではなく、別なところに本質的な課題が存在することもあります。この状況を見ていて「人は年に一度、健康診断を受けているのに、企業の経営診断が、定期的に行われないのはなぜだろう。もっと早い段階で問題点が見つかっていれば、治療も楽だったのに」と思うようになり、企業の経営診断を事業化することにしました。
この新しい経営診断を「BPS総合診断」と名付けました。詳細は、事業案内ページ(https://t-smeca.com/bps/)にアクセスしていただき、ご確認ください。
私たちは、この事業を通じて中小企業・小規模事業者の皆様と中小企業診断士の接点をもっと増やしていきたいと考えています。いつでも気軽にお声がけください。
本年が、皆様にとって実りある年になりますよう、心よりご祈念申し上げます。