一般社団法人東京都中小企業診断士協会

会長挨拶


一般社団法人 東京都中小企業診断士協会
会 長
森川 雅章

 

東京都中小企業診断士協会(以下、東京協会)は、昭和34年(1959年)3月に社団法人中小企業診断協会東京支部として設立されてから65年の年月が経過しました。
東京協会誕生当初の会員数は、記録に残っていないため不明ですが、平成2年に2000人を超えてから徐々に会員数が増加、直近の令和6年3月末現在では5000人を超える規模に成長し、日々東京都内の中小企業経営者の皆様に寄り添った活動を行っておりますが、具体的にどのような活動をしているのか、ご紹介させていただきます。

  1. 経営相談事業
    経営者の皆さんは、東京都や区市町村、商工会・商工会議所など、国ではよろず支援拠点の窓口に相談に行かれたことがあると思いますが、この窓口で相談対応している中小企業診断士の多くは、東京協会所属の会員です。(一部会員以外の方もいらっしゃいます)
    このような窓口以外でも、小規模事業者に特化した形での相談なども行っています。
    経営者の皆様の身近な相談相手として、中小企業診断士は近くにおりますので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
    相談だけではなく、様々な分野での専門家を配置しておりますので、研修やセミナー等の講師派遣、経営情報の提供なども行っています。
  2. 経営診断事業
    私たち一人ひとりは毎年健康診断を受け、体調チェックを行っています。健康診断では決まった検査を続けることで変化を見つけることができます。その結果早期発見・早期治療が可能になり、「早く分かって良かった」となり安心して生活を続けることができます。
    同じことが、個人ではなく中小企業にも言えますが、一般的に企業の健康チェックは、何かの問題解決の前提として行われることが多く、継続的に健康診断を受けることはしていませんでした。
    東京協会では中小企業の健康状態をチェックする項目を体系化した「BPS総合診断」を開発し、中小企業の健康状態を診断できる体制を整えています。問題が発見されてからの治療ではなく、定期的にチェックを行うことで問題の早期発見・早期対策が可能となり企業体質の強化を実現できます。
  3. 社会貢献事業
    6支部や150以上ある研究会などのグループが中心となって、無料セミナーや無料経営相談会、地域ボランティア活動などを行っています。他には災害復興まちづくり協議会のメンバーとして自治体や他士業等と連携して、復興活動に参加しています。

 
東京協会は所属中小企業診断士の活動をバックアップする組織として、これからも中小企業の発展のために様々な活動を展開して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

以 上
 
令和6年6月
一般社団法人東京地中小企業診断士協会
会  長  森川 雅章