2月11日(木・祝)、令和2年度登録「診断士1年目の会」が史上初のオンラインで開催されました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言にともない、1月に入り急きょ全面オンライン開催への企画変更となりましたが、1年目診断士の方からのお申込みは過去最多の113人。今年は、コロナ禍の影響で診断士登録後に同
期との交流がほとんど持てていないという状況を踏まえ、「交流と情報共有」をテーマに掲げました。
第1部では、3人の先輩診断士の方々より、資格取得後から現在に至るご自身の体験談をお話しいただき、1年目診断士として今後目指したい診断士像の具体的イメージを持つことができました。また事前アンケートの結果発表では、昨年と比べて対面活動機会の減少などコロナ禍を反映した内容が挙げられたほか、独立志向が上昇するなど、より具体性のある目標設定が多く見られたのも今年の特徴です。
第2部では、3~4人のグループを作り、メンバーそれぞれの診断報告書を作成するワークショップを実施しました。順番で1人に対してこれまでの経験や得意分野などのヒアリングを行い、メンバーによる環境分析をしたうえで、今後の診断士活動に向けた診断・助言をフィードバックしました。自身で認識していない強みや活動機会の発見があったほか、診断を通して同期同士の相互理解につながったことも大きな成果として挙げられます。またワークショップには各支部長や指導員の先生方にもご参加いただき、直接アドバイスをいただけるなど大変有意義な機会となりました。
本イベントを機に、参加者それぞれの診断士2年目に向けた目標作りの足がかりができたこととあわせて、グループ内では仕事の協業相談や積極的に連絡先の交換が行われるなど、アフターコロナにつながる交流が深められたのではないかと思われます。コロナ禍における診断士間交流のモデルケースとなれば幸甚です。
なお末筆ではございますが、ご参加いただきました診断士1年目の皆様、および松枝会長をはじめ協会役員、支部長、指導員の各先生方に厚く御礼申し上げます。
中央支部:野手 文華 城東支部:榊原 由佳 城西支部 :日暮 健一
城南支部:下河原 渉 城北支部:髙橋裕里香 三多摩支部:保坂 敦之