東京都中小企業診断士 城西支部研修部では、実践!スキルアップ講座「金融機関交渉のポイント~コロナ融資返済本格化に向けての借換・追加融資のための交渉術~」を11月12日にZoomで開催いたします。
新型コロナウイルス蔓延を受け、この急場をしのぐため政府・民間とも破格の条件で融資制度が創出され多額の融資が実行されました。
この融資の返済が今後本格化し、中小企業の大きな悩みとなっています。
また、経営の建て直しが遅れる中、追加の資金需要発生も見込まれます。
今後このような局面で事業者はいかにして金融機関と対峙すればよいか。
我々中小企業診断士はいかにしてこれを支援すればよいのか。
その交渉術を30年余りの銀行勤務経験がある講師がわかりやすく解説します。
なお、講座内では、簡単な課題を用意しております。参加者はお手元に電卓をご準備ください。
【プログラム】(下記プログラムは変更することがあります)
1)銀行員の発想(1)・・・稟議が書けるか!
・資金使途の重要性:「融資は資金使途に始まり、資金使途に終わる」
・融資形態、金利体系:「四角を三角で借りるのは資金効率が悪い」
・資金使途は変質する
2)銀行員の発想(2)・・・収益性より安全性を重視する
・担保について:不動産担保評価額に「当り」をつけるには
・保証について:保証協会保証付貸出の実相
3)銀行員の発想(3)・・・決裁権限で案件の難易度は変わる⇛総与信・裸与信そして格付
・債務者格付について:「正常先」と「問題先」を分けるものはなにか
4)政府系金融機関の特色・・・日本政策金融公庫という名の2つの銀行
・融資形態、金利体系:彼らのいう「協調融資」とは
5)金融機関との交渉術(1)
・裸与信の算定<課題1>
・交渉における留意点・・・交渉期間、NGワード、支援者の立ち振る舞い
6)金融機関との交渉術(2)
・折返し調達について<課題2>
7)金融機関との交渉術(3)
・リスケ交渉について:リスケのメリット・デメリット
・リスケの出口戦略
8)まとめ・・・いかにして稟議を書かせるか!
9)質疑応答、アンケート記入
【講師】
中小企業診断士 木山良裕講師
【日時】
11月12日(土)14:00-17:00(受付開始は13:45を予定)
【場所】Zoomミーティングルーム
【会費】1,500円
【定員】250名
申込方法などの詳細は城西支部ホームページでご確認ください。
■城西支部ホームページ